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童謡 (日本)[わざうた] 童謡(わざうた)とは、古代日本で流行した歌謡で、種々の社会的事件の前兆として受け取られたもの。謡歌とも。 == 概要 == 「童謡」という表記は中国の正史における同様の趣旨の歌(童謡)から命名されたと考えられている。日本における童謡も正史である六国史において『日本書紀』から『日本三代実録」に至るまで採録されている〔具体的には『日本書紀』に11首(皇極天皇紀4首・斉明天皇紀1首・天智天皇紀6首)、『続日本紀』に1首(光仁天皇紀)、『日本後紀』に1首(桓武天皇紀)、『続日本後紀』1首(仁明天皇紀)、『日本三代実録』1首(光孝天皇紀)所収されている(ただし、研究者の解釈によって異同がある)。〕他、『日本霊異記』『古事談』など私撰の書物にも採録されており、日本においても古くから普通の恋愛などの歌謡が、世間に広まっていくうちに社会的な意味を持つ別の解釈が付与されながら、神の託宣など何らかの暗示の力(わざ)を含む歌“わざうた”として受け止められていったと考えられ、それが類似した性格を持つ中国の「童謡」という漢字と結びつけられたとみられている。
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